数値や日付などは、ひとつ入力した後に、セルの右下にマウスを合わせてドラッグする方法「オートフィルコピー」で自動的に連続挿入できますが、アルファベットはできません。
オプションからユーザー設定リストに追加する方法もありますが、面倒です。
また、A~Zまでで良ければ、例えばA1に「A」を入力して、別セルに「=CHAR(CODE(A1)+1)」を入力してオートフィルコピーすればできますが、Excelの場合は「Z」の次に「AA」「AB」「AC」・・・と続きますので、この式では「Z」以降が記号になってしまい続かないのです。
そこで、少し工夫してExcelの列のアルファベットを全て挿入できるようにしてみます。
関数を先頭のセルに入力して、後はオートフィルコピーでする方法です。
こちら・・・
横方向に入力したい場合
=SUBSTITUTE(ADDRESS(1,COLUMN(A1),4),1,)
セルのどこに入力しても上記のセル番地を変更する必要はありません。
ただ、アルファベットの途中から始めたい場合は変更が必要です。
例えば「F」から始めたい場合は「A1」のところを「F1」に変更してください。
他の数値は行や参照の型を指定しているものなので変更不要です。
縦方向に入力したい場合
=SUBSTITUTE(ADDRESS(1,ROW(A1),4),1,)
「COLUMN」のところを「ROW」に変更すればOKです。
アルファベットの途中から始めたい場合は、横方向の場合と違って行番号のところを変更します。
例えば「D」から始めたい場合、「A,B,C,D」と数えると「D」は4個目になるので「A1」のところを「A4」と変更すれば良いです。
最終的に挿入した関数部分をコピーしてその場で「値」貼り付けをすれば、関数が消えて通常の文字列として使用できます。
以上
※小文字のアルファベットを連続挿入する方法はこちら
「小文字のアルファベットを連続挿入する【Excel2016、Proplus】」
※1行おきにアルファベット連続挿入したい場合はこちら
「1行おきにアルファベット連続挿入したい」