ここからここまで合計したい、それなら範囲選択すれば良いのですが、範囲がちょこちょこ変わる場合には面倒です。
自動的に可変するようにできないか、という方法です。
範囲を取りたい場所が1行のケースで説明します。
こちら・・・
例えば1月から10月までの数値があり、どの月までを合計したいか指定すると、その合計値が出てくるようにしてみましょう。
式は以下のようになります。
=SUM(A5:INDEX(A5:J5,1,MATCH(E1,A4:J4,0)))
・SUM・・・合計を出す
・INDEX・・・配列:ここでは合計したい範囲を指定しておきます「A5:J5」
・・・行番号:ここでは「配列」で指定した範囲の行から動くことはないので「1」と指定します
・・・列番号;可変するのでMATCH関数を使います
MATCH・・・検査値:「〇月まで合計したい」と指定する月を入力するセルを選択、ここでは「E1」を指定します
・・・検査範囲:検査値に対して検査したい範囲、ここでは月が入力されている行を範囲選択します「A4:J4」
・・・照合の種類:完全に一致、という意味で「0」を入れます
MATCHでは、「E1」で指定された月が範囲選択した中の何列目にあるのか探して値を返します。例えば「5月」を指定すると5列目にある、ということになるので「5」を返します。
それをINDEXで、5列目までの範囲、と指定することになります。「A5:E5」という意味になります。
最後にSUMで、5列目までを合計する、となります。「A5:E5」を合計することになります。
以上